なんでFILMで撮ることになったんだろう


Bessa R2A/COLOR-SKOPAR 35mm/presto400

デジカメは便利だ。その場で確認してダメなら何度でも撮ればいいし、おそらく仕事で使うんならば選択肢はデジタルしかないんだろうと思う。ただ、この「その場で確認」というのがなかなか曲者で、俺の場合デジタルから写真に入ったので、どう撮りたいか考えてから撮るという行為がいまいち身に付いておらず、なんとなく撮って液晶でプレビュー→あぁまぁまぁいいんじゃないコレ。みたいな流れになってました。

なんというか撮ってる本人の「こう撮りたい」という意思が入る余地が少ない気がするんだね。結果がすぐ確認できてしまうことによる想像力の欠如というか。いちいち確認しなければいいんだろうけど、それはもう付いてるものはそりゃあ使ってしまうわけで。据え膳食わぬは男の恥というか。
で、これがまた銀塩でさんざん撮ってからデジタルで撮ってる人だとまた話は違うんだろうけど、俺の場合コレはいかんとちょっと思ったのです。俺カメラに撮らされてる!!と。

そんなこんなで結局レンジファインダーBESSA R2Aを買ったわけです。なんでレンジファインダーかと言うと、一眼より「想像」の入る余地が多い気がするから。ほかにもいろいろと理由はあるけれどまぁそれはまた今度にでも。

銀塩カメラはいずれ消えていく運命かもしれないけれど、それまではいろいろ想像しながら写真を楽しみたいなぁ。