911とスーパーサイズミー

あれから数年。音を消してたTVから何度も流れる映像を「なにこれ、なんの映画?」などと言いながら見ていたのを思い出す。黙祷。

と、ここで映画の話になるんだが、ボーリング・フォー・コロンバインやThe Big Oneはそこそこ興味深く観た。だけど、華氏911はどうにもダメだった。あまりに批判が鼻につく感じがして、しかもここで泣いてね的な演出も過剰だったと思う。ほどほどにしとけよ>マイケル・ムーア

で、最近のコレ系の映画で話題だったのはコレ

スーパーサイズ・ミー [DVD]

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30日間マクドナルドで三食食べたらどうなるか? ということを自らを実験台にしてやるだけの映画。マイケル・ムーアのような飛び込み取材形式ではなく、自らを実験台にして淡々と進む感じに好感が持てる。気に入ったのはオープニング。淡々と事の経緯(マクドナルドをのせいで太ったと訴えた少女二人の話などなど)を説明した後、監督が登場し
「Ok,Super Size ME
と、タイトルにもなっている言葉を発した後音楽スタート。映像がうまくからんで重なっていく。PVも手がけるだけあってこういうところはすっごくツボを押さえた感じでかっこいい。

モーガン・スパーロック+The Conがこれからどんな映画を作っていくのかは判らないが、ドキュメントを撮るならこれからもこういう真摯な姿勢で撮ってもらいたいなぁと思う俺なのだった。