すべては模倣から始まる

Street

大好きなギタリストに憧れてギターを手に取る。音楽をはじめる人に一番多い理由な気がする。自分もそのくちだ。ジミヘンとゲイリームーアがアイドルだった。で、何をやるかというと、コピーするわけです。歯で弾いてみたり、バイオリン奏法してみたりとするのです。

で、写真の場合はどうかと言うと、カメラを手に取る前に好きな写真家なんてものがいる人はまれで、なんとなーく手にしてなんとなーく撮りはじめる人が多いのではないのかな。多いといいな。そんでなんとなーく撮っているうちに、興味のある人はいろんな写真家の写真を眼にして、そこでやっとその写真家の使っているカメラやレンズやフィルムを手にしてみたり、技法をコピーしてみたりとする。この差はなんだろう。

また音楽の方に話を戻すと。憧れで始めたギター。いきなりJIMIやGARYになれるわけもなく、それなりに練習が必要。ましてや自分の何かをギターで表現するなんてことは天性の何かが必要になってくる。

方や写真。なんとなーく手にしてなんとなーく撮っても、それなりに撮れる。その写真がどうでもいいような記念写真で客観的に見てどうかというようなモノでも、自分にとってはその場の空気や気持ちが切り取られた物にはなる。

どうやらこれはたぶん、カメラとギターの道具の差だ。表現の道具として考えると、カメラは間口が広くて、ギターは狭い。いい悪いは別として、道具として優れているのはカメラだ。

ちょっと出かけるのであとで続けます
たぶんw